竹内宏彰

竹内 宏彰

Hiroaki Takeuchi

プロフィール

(株)テイク・ワイ代表取締役
(株)stu プロデューサー / Kaikaikiki Animation Studio PONCOTAN プロデューサー
金沢工業大学客員教授 / 一般社団法人 国際声優育成協会理事 / 声優アワード選考委員長

1960年生まれ。山梨県甲府市出身、慶応義塾大学商学部出身。
(元)(株)コミックス・ウェーブ創業者・代表取締役社長 / (株)マンガ・ズー代表取締役 / (株)トリロジー副社長
(元)(株)シンク創業者/取締役エグゼクティブプロデューサー
(元)(株)マーベラス・エンターテイメント エグゼクティブプロデューサー

日本のセルアニメーションとデジタルアニメーションの双方を手がけるアニメーションプロデューサー。
大学卒業後、「集英社」が発行する、青年コミック雑誌「週刊ヤングジャンプ」誌において、契約プロデューサーとして年間50以上のアニメーションやコミックプロジェクトに参加する。
1984年にThink Inc.を設立。日本国内では先駆けとなる、アニメーションとコミックスのデジタル映像を数多く制作するとともに、インターネットコンテンツにも積極的に取り組み「週刊少年ジャンプ」の公式サイトプロデュースも実施。1997年にはSEGA社と共同でハイエンドCGスタジオを設立し、SEGA社の数多くのビデオゲーム向けアニメーション映像を手がけるとともに、オリジナルのフルデジタルアニメーションを開発する。

1998年には伊藤忠商事の出資により(株)コミックス・ウェーブ(現(株)コミックス・ウェーブフィルムス)を創業。日本の著名アニメーション、コミックスの分野に特化した、版権管理、制作スタジオ管理、マーケティングビジネスを開始するととともに、新海誠監督によるインディペンデンスアニメ制作を開始する。
1999年に、(株)マーベラス・エンターテイメント(現(株)マーベラス)にエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し最先端のアニメーション映像をプロデュースする。

世界的デジタルマガジン「WIRED」日本版のコントリビューティングライターの経験を初めとして、デジタルアニメーション分野においては数多くの大学において講師や講演を行なうとともに、日本政府や東京都が行なうアニメーション関連の評議委員も努める。

日本の著名なコミックス作家やアニメーション監督との親交も深く、2001年に押井守監督の最新作「AVALON」の北米スクリーニングを実施。2003年6月に発売予定であるタイムワーナー社の映画「マトリックス」のアニメーション「アニマトリックス」のプロデューサーを務めた。

ビデオゲームの映像も数多くプロデュースし、「バーチャファイター」「シェンムー」「バイオハザート:コードベロニカ」「ドラッグオン・ドラグーン」などの映像もプロデュースする。
クリエイターの発掘、育成も数多く手がけ、「君の名は。」「天気の子」で著名な新海誠監督の商業デビュー作品への出資プロデュース、カップヌードルCM「FREEDAM」アニメーションで、ポスト大友克洋と評判の高い森田修平監督などを発掘プロデュースする。
2007年には、東京都と共同で新人アニメクエイリターの発掘支援事業となる「動画革命東京」を立案、運用し多くのクリエイターを世界デビューさせる。
近年は、大友克洋監督の「AKIRA」をNHKスペシャルのオープニングとしてCG映像化、「攻殻機動隊」で著名な押井守監督のコンセプトによるアニメCM、現代芸術家の村上隆監督による、世界的に著名なアーティスト「ビリー・アイリッシュ」「カニエ・ウエスト」などのアニメミュージックビデオなどもプロデューサーとして参加する。

作品制作以外にも、これまでに、内閣府、経済産業省、総務省、文化庁、関東経済産業局、札幌市、日本財団、などにおいて戦略アドバイザーとして参加し各種委員や提言を実施。また、慶応義塾大学DMC機構準教授、京都造形芸術大学客員教授を経て、現在も金沢工業大学客員教授を務める。